chieの箱庭

歌うセラピスト ちえ のブログです。

母としての光永ちえ珍道中キロク

March 3, 2023
Hayatoの高校卒業に際して。
母としての光永ちえ珍道中キロク。
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2011年春。
入学式会場は騒然としていました。
奇声を発する声が響きわたり
ドタバタと落ち着かない新入生。
「こんな所に来るハズじゃなかった」と
私は気持ちを頑なにしていました。
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当時はシングルで
生活費に困るような状況でもあり
気持ちの余裕がありませんでした。
めちゃヤサグレてたんです。
触るものみな傷つけた(古っ)そんな感じ。
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しかしすぐに
学校の手厚い教育環境に
私は学校に信頼を置くことになります。
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ちょうどツイッターを始めて間もない頃
授業参観中にスマホで写真を撮影
「授業参観なう」とツイート。
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それが私の起こす一連の事件の始まりでした。
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授業参観を終えて職場に戻ると
学校からの着信がありました。
教頭先生からで
「お母さん、ツイッターに写真を
載せられてますよね?」
「保護者から苦情が入ってまして」
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投稿してから1時間くらいのこと。
これ、私監視されてるよね……
そう不気味に感じつつ
すぐに投稿を削除しました。
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それから半年後くらいかな?
今度は学習発表会の様子を
ブログに上げました。
ソッコー学校から電話が入りました。
けど、記事には私の思いが込められていて
写真はぜひ残したいと思って
他の子たちの顔にボカシを入れて
そのまま掲載させてもらいました。
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その後、校長まで出てきて
アレコレ話し合いましたが
私が譲らずそのまま
今でも写真は残ってると思います。
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ブログやツイッターにも
私の意見をかなり強い語調で書いたと思います。
何しろ反骨精神丸出しの
ルールをぶち破れ!的な私だったんですw
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一部の保護者たちから
完全無視されてるなーと気付いたのは
それからすぐのことでした。
私が挨拶をしても
顔をグイッとそらして逃げていくのです。
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Hayatoと同じクラスの保護者からは
「色ボケババア」と呼ばれるように。
(私に聞こえるように、私の噂話をします)
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クラスの他の保護者たちからも
白い目で見られてる気がして
学校行事に行くのが苦痛になりました。
Hayato4年生の頃かな
八幡西区の特別支援学校に転校しようと
本気で思い悩んでいました。
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そんな時です。
連絡帳に可愛い便箋の手紙が挟んであったのは。
同じクラスのママからでした。
「ずっと話したいと思ってたけど
別のママから見張られてて
なかなか話しかけられない」
と、メールアドレスが添えられてました。
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すぐにメールをして
彼女とは友達になりました。
もーめちゃめちゃ嬉しかったです。
救世主かと思いました。
私を『色ボケババア』呼ばわりした人は
私たちが仲良くしてるのを
不満そうにしていたけど
私は彼女の存在がありがたくて
心強くて
もう転校なんて考えなくなりました。
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ご存知のように
私には少し発達障害がありまして
それからも何度か
学校行事の写真をSNSに載せて
教頭から電話が入るー、という事がありました。
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連絡帳やプリントの見落としも多かったので
私の様子を察した先生方は
行事前日に赤で大きく連絡事項を書いてくれたり
プリントに赤線を引いたり
付箋でコメントを付けてくれたり
わざわざ電話を入れてくださったり
本当に、ありがたいご配慮でした。
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ある時は、マラソン大会の動画を
まるまるYouTubeにUPしてしまい
(公開範囲を間違えて公開にしてたんです)
校長・学年主任・担任・PTA会長
揃いも揃って我が家に来訪……という
そんな事件もありました。
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ビックリした私は
すぐに動画を削除しましたよw
けど、過去の数々の私の言動が
きっとブラックリストのように
残っていたのでしょう。
「あのお母さんは一筋縄でいかないから
みんなで揃って訪問しないと!」
みたいな。
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本当、ご迷惑をかけてばかりでした。
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私の躁うつ病が良くなかった頃
Hayatoを学校に送っても
担任や先生方に会うのが怖くて
車を降りれない時がありました。
けど、Hayatoは意思疎通が難しいので
保護者が先生に引き渡すのがルールです。
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そこで連絡帳に事情を書いたところ
教頭先生が名刺をくださり
「直接お会いするのが難しい日は
メールを活用されてください」と。
温かいご配慮をいただきました。
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そうそう
例の私を無視していた保護者たちは
私が心穏やかになり
あまり気に病まないよう過ごしていたら
自然と声をかけてくれるようになりました。
最初はビックリしたけど、嬉しかった。
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多分、私の心の持ちようが
イヤなことを引き起こしていたんです。
自分だけ苦労してるような気になって
何か勘違いしてたんです。
みんな同じような苦労を分かち合える
大切な仲間なんだから。
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Hayatoを通して
今後も付き合っていきたい
大切な友達もできました。
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Hayatoだけでなく
親の私まで成長することができた。
この12年間の学生生活、ありがとう。
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