娘、小学3年生、秋。
年中さんから始めたピアノを
やめました。
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もともと私のエゴで始めたピアノ。
でも最初はそんなもの
やっていくうちに
ピアノを好きになってくれたらな。
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そう願い続けて3年半。
娘はピアノを好きになることなく
他にやりたい事を見つけました。
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もうねー
勿体ないの一言！
今の教室に移ってから
メキメキ腕を上げて
ブルグミュラーまで弾くようになった。
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あと一年でも続けてくれたら……
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そう頭をよぎった時
思い出したのは１年前のこと。
ピアノ教室を嫌がる娘に
「あと１年がんばろう」と声を掛けた。
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もしまた１年続けてくれたとして
１年後にわたしは
また「あと１年」と言うのだろう。
それを想像してゾッとしたのです。
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娘はピアノをやめたいと言葉にした。
ちょうどその時期に
キッズオーディションを受けていて
面接で特技を披露することになった。
私は当然ピアノを披露するものと思ったのに
娘は「私が得意なのはイラストなの」と
イラスト作品を披露した。
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「ピアノは私の特技じゃない」
ハッキリとそう言われて
私はもう終わりにしようと思ったんです。
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毎週のレッスン
毎日の練習
ピアノが好きなんだなーと
感じさせられたことはほとんど無い。
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新しい教室に入ってから
腕を上げだした頃に
少しだけピアノ好きになったかな？
そう感じられた時もあった。
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今年8月の発表会では
アラベスクと魔王
完璧な演奏で
ママを感動させてくれた。
それだけで、ママは充分だよ。
ありがとう。
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好きでもないことに
時間を使ってる場合じゃないよね。
やりたい事をやっと見つけたんだ。
これからは思い切り
大好きなイラストを描いてほしい。
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ママに夢を見させてくれて
ありがとう。
これからはあなたの夢を追いかけてね。
